猪谷さんの靴下
靴下を編んでみること3ヶ月。
ようやく猪谷さんの靴下が編めました。
猪谷さんは、オリンピックメダリストのスキーヤー、猪谷千春さんのお父様です。
昭和30年ごろ、登山やスキー用に自分に合う良い靴下を求めて、お姉さんに習って自作されたという経緯があります。
エベレストにウールのジャケットに革靴で登ってる時代ですもん。その頃の靴に今みたいないい緩衝材とか無いですよね。
当時の編み物は、今のような極太の毛糸が主流では無く、合細などの細い毛糸が主流なので、それを何本も使って編んでいきます。
私が編んだのは1番薄いタイプで3本。踵は1本追加してあるので、かなり厚地です。
で、これの編み方の載ってる本が絶版で、私はたまたま友人が持っていたので、コピーを頂きました。
正直、猪谷さんの発明品?になるので、普通の編み図とは違う記号が使われていたりして、なかなか編みずらいものがありました。
実際、スキーや登山で履いてらっしゃる方によると、暖かくてとても良いそうで、私も冬になったらスキーで使う気で編んだのですが。
ルームソックスがわりに履いてらっしゃる方も多いようで、暖かくてとても良いそうなんですが、普段に履くには少し丈が短いほうが好みなので、ルームソックスにアレンジしてみたのがこちら。
同じ目数ですがずいぶん雰囲気が違います。
普段だとこれでもいいかな。
ウールソックス、夏場は暑いかと思ってたんですが、乾きやすいので意外に涼しいです。
モンベルでもウールのソックスを勧められる意味がよくわかりました。
母とちょっとしたトレッキングに行く予定があるので、その時には猪谷さんの靴下、履いて行こうと思います。
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